包茎手術は男性専門泌尿器形成のMSクリニック新宿・横浜・大宮・名古屋・大阪へ
仮性包茎の場合には、医学的には治療の必要はないとされていますが、外観上の理由で包皮の切除を行うパターンがあります。
その場合は、保険の適用はできないため自費治療となり、治療費も高額です。
カントン包茎や真性包茎の治療方法は、基本的に保険が適応されますが、自由診療のクリニックの場合、保険の適応ができない場合があるので注意しなければなりません。
治療方法には、手術療法と包皮翻転指導があります。
包茎の概要
日本人の何割が包茎?

包茎とは、普段は包皮に亀頭が包まれていて、勃起した時に自然と亀頭が完全に剥き出せない状態のことです。
新生児はほぼ100%が包茎で産まれてきます。包皮には、必要な機能があるからです。包皮はもともと傷つきやすい亀頭を守るために覆っていますが、亀頭の成長とともに包皮は自然に剥けるようになります。
大人になるころには自然と包茎では無くなると考えている人もいますが、日本人の何割が包茎かというと、実は6~7割、10人中6〜7人が通常の状態では亀頭が包皮に覆われている状態だといわれているのです。
そして、目立った症状がないため治療の必要がないと自己判断されていることも少なくありません。
しかし、包皮の先端の口の部分が細いと、亀頭を露出させた時に包皮の先端の口の部分が陰茎を圧迫することがあります。この包皮の圧迫が強いと締め付けられる様な痛みを感じたり、亀頭への血流が悪くなって変色したりし、救急病院のお世話になる場合があります。
その他にも、包茎の種類によっては衛生的な問題や排尿障害、性行為が通常通りに行えないなど、多くの問題につながることがあるので注意が必要です。
包茎の原因について
余剰包皮が原因

新生児は、生まれた時に包皮が亀頭を完全に覆っておりますが、これは通常の状態です。体の成長共にペニスも成長し、包皮も自然と剥けるようになりますが、成人になっても勃起時・非勃起時に関わらず、常に亀頭が完全に包皮に覆われているタイプ、勃起時は露出するが、非勃起時のみ亀頭が包皮に覆われているタイプなど、タイプは異なりますが非勃起時に亀頭が包皮に覆われている状態は包茎です。
性行為が原因
性行為(自慰行為含む)で包皮に過度の摩擦や圧力がかかり包皮炎を起こすと、包皮が固くなって亀頭が露出できなくなることがあります。
感染症や炎症
包皮に炎症が生じると、腫れや痛み、かゆみが伴い、次第に包皮が硬くなり、亀頭が露出できなくなることがあります。包皮炎は、性感染症やカンジダ菌、不衛生な状態などが原因で発生することがあります。

不衛生な状態
包皮の内側を清潔に保てない場合、垢や分泌物が長期間溜まり続けた結果、包皮が硬化して剥けにくくなることがあります。
加齢による影響
年齢を重ねるにつれて、包皮や皮膚の弾力性が低下し、包皮が硬くなり剥けにくくなることがあります。
包茎になりやすい人とは?
遺伝で包茎の可能性はある

包茎には、遺伝的な要因、包皮の柔軟性の低さ、幼少期の包皮ケアの不足、肥満などが関係していると考えられています。例えば、ご家族に包茎の方がいる場合、遺伝的に包茎になりやすい可能性があります。また、包皮の皮膚が硬かったり伸びにくかったりする場合は、亀頭を覆ったままの状態になりやすい傾向があります。これは、生まれつきの体質によるものが多いです。
さらに、幼少期に包皮を清潔に保つケアが不足していた場合、包皮と亀頭が癒着してしまい、包茎になるリスクが高まります。
肥満も包茎のリスクを高める要因の一つです。脂肪組織が陰茎の根元を覆ってしまうことで、包皮が押し出される状態となり、結果として包茎の状態になりやすくなります。
包茎の種類について
仮性包茎

仮性包茎は、通常は亀頭が包皮に覆われています。
勃起時に皮が剥けて亀頭が露出しますが、勃起だけで自然に亀頭がすべて露出するわけではなく、すべて露出させるには手で剥かなければなりません。
このレベルでは目立った症状がないため、特に治療を行わない場合が多いです。
まれに衛生状態を悪いまま放置しておくと、かゆみが出て赤くはれてしまうことがあります。特に糖尿病患者では、包皮の先端部分のアカギレや包皮炎を繰り返すことで皮膚がだんだんと固くなったり、包皮の口が狭くなってきたりしてカントン包茎や真性包茎に悪化するケースも多く見られます。
カントン包茎

カントン包茎は仮性包茎の一種で、嵌頓のある仮性包茎をカントン包茎と呼び、仮性包茎と真正包茎の中間的な状態と言えます。
通常状態では包皮を手で剥くことができますが、包皮の先端の口の部分が細いために、勃起時してから亀頭を露出させるのは困難であったり、先に亀頭を露出させてから勃起させると、包皮の先端の口の部分が亀頭の下に嵌まり込むことで、陰茎を締め付けて痛みや亀頭への血流障害を起こすことがあります。このように包皮の先端の口の部分が細い仮性包茎をカントン包茎と呼びます。(厳密には嵌まり込んだ状態のことを嵌頓と言いますが、嵌頓を起こす可能性のある包茎もカントン包茎として扱います)また、性交によって炎症を起こしやすくなる点に注意が必要です。
真性包茎

亀頭が全く露出しない。もしくは、亀頭の先端がわずかしか露出しておらず、包皮の先端の口の部分が狭いため包皮を剥がすのが難しい状態です。
亀頭を露出できないため、ごみが貯まりやすく、尿中のカルシウムが溜まって、亀頭と包皮の隙間に尿石を生じることもしばしばです。痛みやかゆみが生じることもあります。
性交も難しいため、真性包茎は早急に治療する必要があります。
皮(包皮)はいつ剥けるのか?

赤ちゃん・幼児期の包皮の状態
生まれたばかりの赤ちゃんや幼児では、包皮は亀頭と癒着していることが一般的です。通常、この時期には亀頭と包皮が癒着(くっついている)しているため、無理に剥こうとすると、痛みや炎症を引き起こす可能性があります。
思春期(12〜16歳頃)の包皮の状態
思春期では体と同様にペニスも成長し、包皮が徐々に亀頭から剥け、自然に剥けることが多くなります。この時期になると、手を使って包皮を剥くことで亀頭は露出しやすくなります。
成人期(18歳以降)の包皮の状態
成人になっても包皮が剥けない場合は、自然と治ることはないため、治療が必要となりますので、医療機関に相談することをお勧めします。
包茎は治した方が良い?
快適な日常・性行為の質の向上・コンプレックスが解消される
包茎は治した方が良いかは、包茎の種類や症状の程度、そして日常生活への影響によって異なります。例えば、仮性包茎の場合は、必ずしも手術が必要というわけではありません。しかし、非勃起時に陰毛が絡まる、絡まった陰毛によって皮膚が傷つき痛む、亀頭包皮炎を繰り返す、いちいち手を使って包皮を剥くのが煩わしい、ストレスなどから解放されたい、歳を重ねて手術や老後に恥ずかしい思いをしたくないなど、実害があったり、コンプレックスを抱えていたりする場合、包茎を治すことをおすすめします。
真性包茎やカントン包茎のように、包皮が剥けない、あるいは剥くのが難しい場合や、日常生活に支障がある場合は、包茎を治すことをお勧めします。包茎のタイプに関わらず、包茎であるために、性生活で支障がある場合も、包茎手術を行うことで改善できます。
包茎に対する女性の本音

・不衛生、汚い
・悪臭がする
・手術をして欲しい
・特に気にならない
・早漏だと思う
・サイズは小さめだと思う
・バレないように剥いてるけどバレてる
・性行為時に「ちゃんと洗った?」と思う
・剥いても元に戻ったので気まずい
・皮を擦ったら痛がられた
・某お笑い芸人で初めて知った
・かわいい(乳幼児のおちんちん限定)
・正直、よく分からない
上記の通り、女性の包茎に対しての本音は「包茎のタイプに関わらずマイナスの印象」が多くある一方、男性が思うほど、包茎を気にしていないのも事実です。その理由は「包茎」のことを男性よりも詳しく知らないということが挙げられます。しかし、ネットやSNSで手軽に「包茎」についても詳しい情報が得られる現在は、パートナーのペニスが「包茎なのか」「包茎でないのか」の答え合わせは極めて簡単に可能です。
包茎について少しでも気になることがあれば、医療機関にご相談されることをお勧めします。
包茎の検査と診断方法
医師による問診・視診・触診

医師が患者様の症状を聞いた後、視診・触診で判断をするパターンが一般的です。
包茎の治療法と手術方法
仮性包茎の場合には、医学的には治療の必要はないとされていますが、外観上の理由で包皮の切除を行うパターンがあります。
その場合は、保険の適用はできないため自費治療となり、治療費も高額になる傾向です。
真性包茎や一部のカントン包茎の治療では、基本的に保険が適応されますが、自由診療のクリニックの場合、保険の適応ができない場合があるので注意しなければなりません。
治療方法には、手術療法と包皮翻転指導があります。
包皮翻転指導

包皮を柔らかくするために、ステロイドを含有した軟膏を一定期間塗り続けます。
塗布する頻度は日に1~2回。
包皮が柔らかくなったら手で剥いて亀頭を露出させます。
包皮翻転指導で多くの場合は包茎に改善が見られますが、治療の効果が見られなかった場合には手術による治療が行われます。
手術療法

余分な包皮を切除して、包皮に覆われていた亀頭を露出させます。
環状切開術という術式が一般的で、亀頭の周囲の余分な包皮をリング状に切開。
一般的には、局所麻酔をペニスの根本及び包皮に施します。その他には背面切開術という方法があり、包皮の口の部分に縦に切れ目を入れるように切開します。
この術式は海外で行われる割礼の方法と同じで、小児に行われるのが一般的です。
当院の手術療法(包茎手術)

当院の包茎手術は、手術時間が30分程度の入院・通院不要の日帰りです。3次元精密デザインをはじめ、美容形成の技術を用いて、手術跡が目立たない自然で美しい仕上りを実現しています。
当院の包茎手術の場合、溶けない糸(ナイロン糸)と溶ける糸(吸収糸)から選べますが、費用はどちらを選んでも変わりません。溶けない糸(ナイロン糸)はご来院の上、抜糸が必要となりますが、包茎手術後約3週間で抜糸が可能なため溶ける糸(吸収糸)よりも各制限の日数が短く、糸跡や瘢痕といった手術跡が目立ちにくくなるといった特徴があります。
溶ける糸(吸収糸)の場合は、抜糸を行う必要はありませんが、糸が溶けて脱落し始めるまで、包茎手術後5〜6週間かかるため、各制限の日数がが長くなるばかりか、糸跡や手術跡がより目立ちやすくなる傾向にあります。
包茎手術で美しい仕上がりを希望される方は当院にご相談ください。
まとめ
「包茎とは?」 をまとめると以下の通りです。
- ・包茎とは包皮に亀頭が包まれていて、勃起だけで自然に包皮が剥き出せない状態をいいます
- ・包茎の多くは症状がないため放置されていることが多いですが、なかには衛生上の問題や排尿・性交渉における機能障害を引き起こす恐れがあります
- ・包茎には仮性包茎、真性包茎とその間のカントン包茎があります
- ・治療を必要とするのは真性包茎、カントン包茎です(仮性包茎も必要な場合あり)
- ・包皮翻転指導でも効果がない場合、手術治療が行われます
もし自覚症状があって、日常生活に支障をきたしているようであれば、医療機関を受診することをおすすめします。また、包茎手術で美しい仕上がりを希望される方は当院にご相談ください。
包茎治療・手術のよくある質問
包茎手術の治療費用はいくらですか?
包茎の症状や術式などで異なります。治療費用ページをご覧ください。
包茎は自力で治せますか?
いいえ、どのタイプの包茎も自力で治す、または自然に治ることはありません。
仮に自力で治せたとしても、包茎手術は余剰包皮を切除する治療となりますので根本的な改善をしない限り、
再発します。ご自身の判断で包茎を治そうとして、ペニスを傷つけてしまう場合もありますので、まずは当院のようなクリニックにご相談ください。
仮性包茎だと思います。治さなくても良いですか?
仮性包茎は痛みなど伴う事もなく、手を使えば亀頭は露出させることができるため治さなくても良いと思われがちです。しかし見た目や陰毛の絡み、切れ、汚れや臭いといった悩みを持つ方が多くいらっしゃいます。包茎の余剰包皮の状態は個人差があり、場合によっては性行為の際にも不具合を感じる方もいらっしゃいますので、ご自身で判断はせずに、まずはお気軽に無料診察カウンセリングにお越しください。
包皮炎とはどういう状態ですか?
包皮炎とは包茎の症状に多くみられ、ペニスに被っている皮(包皮)が炎症を起こし痛み・かゆみ・赤みがみられる状態で菌が繁殖し炎症をおこす病気です。
亀頭と周囲の皮を合わせた炎症を総称して亀頭包皮炎といい、亀頭も炎症を起こす場合があります。ひどい場合は包皮がむくみ腫れ上がってしまうこともありますので、早めの治療をお勧めいたします。
このページを監修した医師

医療法人社団 清佑会
MSクリニック総院長 葉山 芳貴
称号・資格
医学博士
医師免許(医籍登録番号:453182)
保険医登録(保険医登録番号:東医 221636)
経歴
- 平成8年3月
- 私立甲南大学理学部生物学科卒業
- 平成14年3月
- 私立聖マリアンナ医科大学卒業
- 平成14年5月
- 第96回医師国家試験合格
- 平成20年3月
- 私立大阪医科大学大学院卒業
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | 祝 |
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10:00〜20:00 | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● |
- ※新宿のみ年末年始を除き無休です。
- ※研修会等での不定期の休診日があります。
包茎手術のご相談・ご予約

新宿・横浜・大宮・名古屋・大阪のMSクリニックには10代~80代まで幅広い年代の方が、治療した患者さまからのご紹介や口コミでご来院されています。包茎であることにより毎日の生活で不自由を感じていらっしゃるのは皆さん同じです。少しでも気になる方は東京新宿、神奈川横浜、埼玉大宮、愛知名古屋、大阪梅田のMSクリニックへお気軽にご相談ください。診察カウンセリングを無料で行っておりますので下記よりご予約のうえご来院ください。