照射後の皮膚の発赤について
照射後は一時的に皮膚や毛穴に発赤や皮膚の隆起がみられる場合がありますが、数時間から数日で消退していきます。もし、症状が強い場合や水ぶくれがみられたときは火傷の可能性があるため、軟膏処置などが必要になります。
毛嚢炎について
毛包(毛根の周囲)で炎症が起きた状態のことです。照射後は毛穴が開きやすくなるほか、皮膚表面がダメージを受けているため普段は感染しない常在菌の影響を受けることがあります。症状は毛穴が赤く隆起して白ニキビ様の白っぽいブツブツがあり、触ったり押したりすると少し痛みや痒みを感じます。できるだけ皮膚を清潔に保ち、掻いたり擦ったりしないようにしてください。放置していても自然治癒しますが、状態によっては軟膏を塗って頂く場合があります。
硬毛化について
脱毛の副作用の一つで、照射した部位に以前よりも明らかに太い毛が不規則に増加するもので0.1~1.0%の方に発生するとされています。原因は諸説ありますが解明されておらず、予防は不可能とされています。硬毛化が発生した場合、追加のレーザー照射が必要となりますが、当院では有料の治療になりますのでご了承ください。
照射後も抜け落ちない毛について
レーザーの特性により、効果にムラが生じることがあります。しかし、照射から2週間を過ぎてもまとまった範囲で明らかに毛が抜けないところがある場合は照射漏れの可能性がございます。照射から1か月以内にご来院いただければご対応致します。なお、照射から1か月を過ぎると新しい毛が生えてくるために照射漏れの判断がつきませんので対応致しかねます。照射漏れの疑いのある箇所は剃毛をせずにご来院ください。
シミへの反応について
レーザーがシミのメラニン色素に反応し、一時的にシミが濃くなることがあります。濃くなったシミは皮膚の新陳代謝に伴って脱落します。脱落後はシミが薄くなることがありますが、適切な紫外線対策を行わないとシミが濃くなることもあります。もしも症状が強い場合には再診察をいたしております。